2020/11/23 11:38

令和2年産は、西日本(特に中国、九州
地方)を中心にウンカの被害が深刻でか
なりの減収となったところも多かった
と思います。
また坪枯れまでいかなくとくず米が多
かった方もウンカによる影響かもしれ
ません。
さて、そんなウンカに対する対策とし
て3点ご紹介いたします!
来年産以降の一助になれば幸いです。
○抵抗性品種の作付け
ウンカに抵抗性を持つ品種を植えるこ
とで通常品種に比べて格段に被害を抑
える(または出ない)ことにつながります。
(私の住む広島でも今年ウンカ被害がひ
どかったですが、試験栽培を行った抵抗
性品種は、既存防除でウンカ被害は全く
ありませんでした)
今回は、取り扱ったことのある2品種を
ご紹介いたします。
★秋はるか
複合耐病性(いもち病とウンカに対し、
抵抗性のある)を持つ品種です。
熟期は、ヒノヒカリよりやや遅く、茎
が固くて長めですが、倒れにくい品種で
す。
暑さに強い耐暑性品種であり、今後注
目の品種です。
★みなちから
飼料用米専用品種で粗玄米で850kg/
10aもとれると言われるかなり多収の品
種です。
飼料用米専用品種は、ウンカに弱いも
のが多いですが、本品種は、セジロウン
カ(夏ウンカ)に強いです。(秋ウンカと呼
ばれるトビイロウンカには別途注意が必
要)
いずれの品種も取り扱っておりますの
でお気軽にお問い合わせください。
2つ目以降の対策は、次の投稿でご紹介
いたしますのでよろしくお願いします!